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幼年クラス〜一般クラスまで、同じ稽古を行います。
「筋力がつけば、より力を込めて稽古ができ、さらに筋力がつく」「技の要点をつかむことでより 正確な技を出せるようになる」…など、同じ稽古を続けていても成長に伴い、今の自分に必要な
力をつける ことができるところが、武道の特徴の一つです。
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「時間を守ること」も大事な武道の稽古です。 稽古開始時間の5分前集合を心がけましょう。
まずは稽古が始まる前にみんなで集まり、準備体操を すませておきます。
準備体操は怪我をしないように筋肉を伸ばすとともに、 大きな声で数を数えて「声の準備体操」、
いつもの自分から道場の自分に気持ちを切り替える ための「心の準備体操」の意味もあります。
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“礼に始まり、礼に終わる” まず稽古の最初は整列、
正座をし、目を閉じ「黙想」をします。 武道では殴る・蹴るを稽古します。集中力を欠いて いては怪我につながる危険性が潜んでいます。
ここで稽古に対して気持ちを向け、心を落ち着けてから 稽古に入りましょう。
正面に礼をし、指導員が今日の課題を伝えます。
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「基本稽古」(その場基本) 全ての基礎となるのがこの基本の稽古です。
その場で手技・受け技・蹴り技を反復します。
繰り返し技を出すことで体が技を覚え、自然と技が 出せるようになっていきます。
大きな声で1本ずつ「気合」を出しながら技を出すことで、
力強い技が出せるようになり、心肺能力も鍛えられます。
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「移動基本」 この稽古では体重移動や足さばき、武道特有の立ち方 の稽古を行います。
その場基本で行った技を腰を落として移動しながら行う
ことにより、 バランス感覚や、全ての土台となる足腰の 鍛錬をします。
足腰が強くなることで力や体力がつき、それにともない 集中力も増していきます。
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「約束組手」 二人一組で行なう稽古方法で、攻撃側と反撃側に 分かれて決められた技を交互に稽古します。
今まで稽古してきた技を実際に相手に向かって 出すことで、技のタイミングや使い方、相手との距離
=「間合い」を学びます。
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「自由構えからの基本」(コンビネーション)
今まで行ってきた伝統的な基本稽古は、体に武道の 動きを覚えこませ、武道を行うための肉体を作るための
ものでした。
ここではそれを使い、実際に戦うための方法=
「技の応用」を稽古します。 攻撃・防御をすぐにできる 構えから、素早く技を出していきます。
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「型 稽古」
武道には古くから受け継がれる「型」という稽古法が あります。
これは実践を想定し、基本を組み合わせ作られた もので、“型は基本の集大成”と言われています。
この稽古を繰り返すことで今まで行ってきた基本の
動作を確認し、より深く理解すると共に、武道の動きを さらに体に覚えさせ、自在に扱えるようになります。
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「身の丈 徳育講座」
峰丈流では「文武両道」を目指しています。これは
体や技だけではなく、心や考える力も鍛えようという ことです。
徳育ではみんなで輪になって、お題に対して自由に
意見を出し合い、「考える」・「発表する」・「共感する」ことで
「生き抜く為の力=人間力」を育てています。
これは峰丈流の最も大きな特色と言えます。
※ 詳しい内容 ⇒ 「峰丈流とは…」
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最後に正座・黙想をし、高ぶった気持ちを落ち着けます。
道場には「道場訓」「少年訓」という約束事があります。 これを全員で唱和し、自分の心に誓いを立てます。
指導員から今日の稽古がどうだったか一言いただき 礼をして稽古は終了になります。
一緒に稽古をした先輩たちが握手をしてアドバイスを
くれます。これを胸に、家での自主稽古も頑張ってください。
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上記の稽古のほかにも、その日の稽古の進み方や稽古生の成長、タイミングなどによって
下記のような稽古も行っています。
また下記の稽古を行いたいときは、稽古終了後に指導員に声をかけて稽古をつけてもらったり、 リーダースクラスに参加することでいつでも稽古することができます。
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「ミット稽古」 実際に物を叩くことで、技を当てる感覚や力を込める
タイミング、距離感やバランスを身につける稽古です。
ストレス解消にもなり楽しい稽古ですが、やり方によって
技のフォーム確認や体力をつけるスタミナトレーニング、
ミットの持ち手はディフェンスを覚える稽古にもなります。
子どもたちが大好きな稽古の一つです。
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「自由組手」(スパーリング)
実際に相手と身体でぶつかり合い戦う稽古を「組手」と
いいます。修行を積み基礎を身につけ準備ができた者は この組手に挑戦します。
痛みを知ることで他人の痛みがわかるようになります。
怖いこと、嫌なことから逃げない勇気を持つこともできます。
しかし怪我をして、稽古ができなくなっては本末転倒です。
そこでサポーター・防具をつけ指導員が見守る中で組手を
行うよう指導しています。このことで比較的安全に組手を 行えるよう工夫しています。
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「柔術・護身術」 日本古来から伝わる人体構造を利用した武術で、
重心の移動で相手を倒したり、関節を極めて相手を 捕縛します。体の小さい者でも大きな相手を制することが
できることが特徴です。 古くから伝わる「型」を2人で組になり繰り返し稽古する
ことで、技の理合いを理解し身につけていきます。 “傷つけず、傷つかず” 護身術としても使えますが
実際も場面で身を守るためにはしっかりとした修行と 経験が必要です。
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「剣術・武器術」 武器の扱いを知ることで武器の特徴を学び、武器を
持った相手に対処する方法を学ぶことを一番の目的と しています。
また武器を扱うことで体の使い方を確認したり、姿勢や 間合い感覚も身につけることができます。
剣術を中心に、ヌンチャクや手裏剣術などがあります。
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「補強・筋トレ」
基本的には武道の稽古の中で必要な筋肉を養って いきます。しかし“技は力の中にあり”という言葉もある
ように、技をもっと効果的に使うためには力をつける ことも方法の一つです。
補強運動で武道に必要な筋力を補助的に鍛えます。
「もっと体を鍛えたい」という人は、指導員に相談すれば 筋トレの方法もアドバイスしてもらえます。
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「柔軟・ストレッチ」
柔軟性をつけることで怪我をしにくい体を作ることが できます。また柔軟性が高いと、バランスもとりやすく
もっと自由に体を動かすことも可能です。 またストレッチをすることで姿勢がよくなり体が楽に
なったり、疲れがとれやすくなる効果もあるので、 大人の方にはおすすめです。
やり方を覚え、毎日家で行うと高い効果が得られます。
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